日選最終日。「悔しい」の美しさ。

日本選手権4日目。大会最終日。

まさか・・・テイクオフに上がるとは。強風のなか、タスクは組まれましたが、
競技キャンセルとなり終了。
みなさまお疲れ様でした、ありがとうございました。

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今回、大会でもだいぶ気持ちが変わったけれど、
その気持ちを前向きに固めさせたのが、大会後のFBのコメントたちでした。

選手たちが口々に「悔しい」と正直な気持ちを吐露し、
それは本気で戦ったことの証で、
それを後悔するわけでは決してなく、
もう気持ちは次につながってる。

めっちゃ、潔く、かっこいい・・・。

悔しさから学び、それを次に生かしていくからこそ、
みんな格段にレベル高いところに居るんだ・・・そう感じさせました。

そんな姿に憧れて。
次に続きたい、頑張りたいと、初めて、素直に口に出せました。

【足尾】雲の変化。風の変化。

2013.9.22（sun）

大会3日目。疲れやすい今日この頃。眠いです。飲みすぎではないです。たぶん。
今日も雲底予想が1000m。タスクが組めそうです。
今日は東風予報で、テイクオフも広い東TOから出て、エアスタートのレースが予定されました。
タスクはLDやさる、五叉路など足尾近辺を廻ってから、関城ゴールのタスク。

体調管理もコンペでは大事ですな、と身を以て学びつつ、おやすみなさい・・・。
結局起こされ（当たり前だけど。）、ダミー準備。しぶそうな空ですが、メインTOから出てる機体は上がってるから大丈夫でしょう。

テイクオフして、さる壁にはりつく。上がらないのでナサメイン側へ流して行ったたら、その尾根の下でリフト。
弱いけれどちゃんと上がり、トップアウト。選手たちもさるかべ使わずメイン側へ流して上がってます。

エアスタートまで1時間くらいあります。それまで上空で、たくさんの大会選手と一緒にセンタリング。
雲が層になって、低い雲から高い雲に登れると、絶景！きれい～。

みんなとセンタリング。上を、横を見ながら、合わせて飛ぶ。
あとあとでじゃまじゃーと某氏に言われちゃったけどね。ほんとごめんなさい。

ちょっと選手と離れて、写真を撮ってみたり。
まだスタート前もあってか、選手も手を振ってくれたり。わーい。

スタート。私も一緒に走ってみる。はやい。あっという間に最後尾・・・。
深追いせず、また雲につける。

スピードはかなわない。どこに向かって飛ぶのか、みんな一緒なのか、いつ走るのか、観察してた。
山に戻る人、沖を走る人、そんな集団たちを見てた。

先頭集団が帰ってきた。あちこちに選手が飛び交う。今日はクロカンに行けるかな。

私も高いところで見物しながら、さるに走って、戻って・・・としてたら、高度が下がってしまい、
そのまま上げ直せず。
サル鉄塔の北側で西に流れるサーマルを追って行ったら、上がるけど、西に流されすぎる。
やばいと思い、前に出して、COOテイクオフ。前に進まない。あれ、あれ？

不穏な無線が入り始める。とにかく沖へ！
高度が下がらないけど、なかなか進まない。どきどき。
思った以上に、めっちゃめちゃ風強くなってるじゃん。ほかの機体もホバリング。
じっと沖へ出し、強風の中ランディング。
ハングランに降ろさせてもらいましたが、細い用水路に落ちて、泥だらけ・・・。くすん。

次々降りてくる選手たち。西へ走った機体もあるようですが、
「無事に、安全に降りることが第一なんだよ。怪我しなければ明日も飛べるんだから！」と朗らかに声高く語る呉お父さん。そうだよな、ちゃんと自分の安全マージンの中で飛ぶことが大切なんだー。

で、運転手を確保し、ビール飲んで。そして温泉。そしてレセプションパーティへ！

大会関係者でなぞ中貸切なり！賑やかな選手たちと一緒に飲んで騒いで。
そのままの勢いで、公民館へなだれ込み、某様に褒められたり、怒られたり。。。
今日も、選手たちは今日のフライトを話し合ってます。いいな。。。

【足尾】久々のクロカンフライト

2013.9.21（sat）

日選、2日目。今日も天気はよいです。
ダミーフライヤーも増えて、選手も増えて、ますます賑やかに。

今日はok将軍、板さんにクロカンの許可をもらって、フライトです。
ただし、ダミーのためには回収しないので、選手と同じとこにいたら・・・との条件付き。
朝、内藤さんから気象ブリーフィングもあり、タスクも組まれました。
昨日よりも渋そうですが、今日も西TOから。11時を過ぎてもまだ渋そう・・・
ダミーだというのに準備もろくにしない自分。。。ダメですね、何しに来たんだか。
ゲートオープン直前、今日は選手はすでに並び始めています。緊張するな。

で、ダミーテイクオフ。あ！翼端が絡んでる。

すぐに取れるかと思ったら・・・折ってもラインを引いても取れない。うーん。取れそうなのに。
しばらくもがくものの、ふと気づくと、私、低っ。低い低いっ！！やばば。LD届かなくね？
ダミーの身でツリーしても洒落にならんので、おとなしくランディングに直行。
リフトが出てて、助かりました。無事ランディング。
選手たちも降りてきました。

西の斜面から雲底に届く梯子がないようで。東TOから出ていくフリーだけが上がってる。
選手は粘って西から東にこぼれたり、東TOから出て雲底へ。急いで山へ戻る。

ぶっ飛んで降りてしまうという状況でも、選手たちはもちろん諦めていない。
それどころか、次に上がってからきっと条件よくなる、スタート間に合う！って前向き。
自分のゴールを信じている、その強い気持ちに圧倒されたな・・・。

TOに到着し、選手たちを次々と送り出す。みんな高く上がっていきました。がんばって！！

みんな出ていった後、午後1時半にテイクオフ。ハング凸で、青木さんが上がってきて、一緒にトップアウト。
高く上がったので、北上する。回収がきちんとあるわけでもないので、ホントに走るかずっと迷う・・・。

よし。行こう。なんとかしよう。必死についていこう。
雨引観音から北上。すぐ近くに、とみぞさんとぷよさん。
渡りつつも高度を補充し、対岸へつく。
雲が湧いてきた・・・西に逃げる。

雲を避けながら、一緒に北上。この西ルート初めて。ここはどこ？どういくのだろう？

先行してた名人、じゃいちゃん、森川さんも上空で遭遇。

雲底を伝いながら、ゆっくり、じっくり北上していく。
私はとにかく高く居たかったが、置いて行かれる恐怖があったので、落ち着かない。

そうして、北上していく最中、高度も方向もみな分かれていく。さぁやばい。

茂木の変電所は越えました。

だいぶ先に、たしか誰かいたよなぁと思っていた場所を目指す。
回収道はどれだろ？道の駅まで行けばいいだろう？など回収第一に考えて飛ぶ。
ゴルフ場で上げる覚悟なく、拾われるだろう場所をめざしランディング。

誰か居た！・・・ふぁんふぁんさん～～。よかった。いてくれてありがとうです。

どうやら烏山ゴールはたくさん居るようです。いいな。行きたかったな。
いつか行きたいなという思いが、また強くなりました。ゴール選手みなさんおめでとう。

すごく喜ぶ選手、悔しがる選手。誰しもがフライトの振り返りをしている。
私、飛んでるときに満足して、地に足ついたら、飲むことしか考えてない。
まずはその差、だな。私がやるべきことは。

今日は、回収が気になってたのと、行ったことない場所で不安で、自分自身でどこを飛ぶか集中して考えられなかったことが反省。次は周りを観察して、もっと粘ろう。変電所なり、ゴルフ場なりで上げ直した名人やぷよさんは、一緒のタイミングでもゴールできてたしな。

でも！でも！やっぱり、とりあえず、ビール！！
へなちょこだけど。実は私のクロカン距離記録更新なのです。
あまりにへっぽこなので、黙っておくけど・・・。